朝方より小雨で開催はムリかと思われましたが9時頃には薄日も見えて
天候の割には集まって頂けました。(さんぽみちの皆さんは時間が過ぎて
から現れて残念!)
前音楽はベートーベンのPソナタNo.21・ワルトシュタイン(献呈された
この伯爵は後世に名前が残って誠に幸運です)郷愁さえも感ずるメロディー
には、いつも癒やされます。
メニューは相変わらずの「サザエさん」のあと「京言葉編のラジオ体操」
(月に1回の余興を愉しんで下さいと断わりを入れての実施です)に始まる
4種目、今回もよく声を出す方もいて心強く思いました。お蔭で終了まで
雨にはなりませんでした。
(閑話休題)「冒険王」イガグリ君
コロナ禍を経て、先日しばらくぶりに小学校時代からの竹馬の友・K君と会食の
機会を得た。彼の一家は戦後、大連(現・中国遼寧省)から引揚げて漁村地区の
土蔵の2階に住んでおり決して裕福ではなかった。彼の所へよく遊びに行った
のは大阪に住む歳の離れた長兄から送られてくる月刊少年雑誌「冒険王」が読め
るからで就中、連載漫画・イガグリ君(福井英一)は楽しみであった。
あれから70余年を経て互いに老境と言われる年代になり昨今は同年代の訃報が
相次ぐ。同じ昔話を飽きもせずに繰り返し語れるのは正に至福。
老年の楽しみは人との繋りに悦びを見い出すこと、これに尽きるのである。